4枚プロペラと吐出切替ノズルによる均一な散布性能により、安定した散布を可能にする「飛助MG/DX」販売開始

農林水産航空協会認定国内ドローン製造メーカである株式会社マゼックが販売する農薬散布ドローン「飛助MG/DX」が、機能と性能はアップし、価格は据え置きで2019年12月より販売開始。

業界初の国土交通省への申請や許可書の発行発行手続き、機体登録や報告作業までもすべて代行する。

散布構造の特許取得

「飛助MG/DX」最大の特長は、軽量な機体にもかかわらず無人ヘリに劣らない優れた散布性能を備えることである。今回、4枚プロペラと吐出ノズル前後切替装置を組み合わせた散布構造が特許を取得した。

30インチの大きな4枚プロペラが生み出す強いダウンウォッシュと、渦の影響を受けにくくする前後切替装置を組み合わせた飛助MG/DXの散布システムは、ご使用される皆様に安定した散布品質をご提供することが可能である。

4枚プロペラのメリット
構造上8個モーターの機体は21インチのプロペラであるが、4個モーターの場合は30インチの大きなプロペラを使用することができる。

国立研究開発法人の実地試験でも、「プロペラがより大きいほど降下気流の中に薬剤を留めて散布することができる。」と結果が出ている。

4枚プロペラと吐出ノズル前後切替装置の組み合わせによる効果
4枚型と前後切替装置の組み合わせでドローンのデメリットを取り除き、すべてのダウンウォッシュを利用し、今までになかった散布性能を生み出した。

実際の散布試験で、他のドローンよりも特に優れた数値を確認している。この構造以外の4枚型ドローンでは、渦が影響し、後方で薬剤が巻き上がるため適切に散布できない。

初心者でもかんたんに散布できる直進アシストモード

PSで経路がズレないように補正され、速度は15kmで固定、散布装置も自動制御し緑線だけを散布する。

ホバリング時や横移動時は散布装置が自動停止する。その上、スイッチ1つで右・左に4m自動で横移動できる。

スイッチひとつで自動飛行モードに!薬剤も無駄にしない

A地点、B地点の上空でスイッチを押すだけで自動散布飛行が可能。

横や前後移動、散布装置のON・OFFも全自動。

前後移動の時だけ散布装置がONになり、ホバリングと横移動は散布装置がOFFになるので薬剤を的確に散布できる。タブレットやモニターを使用する必要がないので、熱や接続できない。などの不具合のリスクを抑えることができる。

旧モデルよりもマイルドでクイックな飛行

飛行の調整を行い、飛助の特性でもあるマイルドな動きは残しつつ、ブレーキ性能を向上させクイックな動きに変わっている。圃場の端からはみ出さずに操作することが可能である。

日本の農薬に適切な大容量バッテリー

日本は10aあたりの散布量を海外と比較すると少なく、飛行時間を長くする必要がある。そのため、海外製品はバッテリー容量が532Whに対して、飛助MGは710Whを採用している。

海外製品では日本の圃場では10L全て散布することができず70a程度で中断するが、飛助MGは1度に100aも散布できる。飛行時間が短いと性能を十分に発揮できない。※速度15km/h・高度2m・吐出量0.8L/min

飛助の優れた頭脳(制御装置)

最新の制御装置は、液体が揺れても瞬時の判断で安定飛行を継続する。2つの気圧計とコンパスを装備し、センサに不具合が生じてもフライトを維持し安全性・信頼性を高めている。

操作性も大幅に向上しゆったりとした動作のため、初心者でも落ち着いて操作することができる。自動制御により高度・位置・スピードは一定に保たれ、送信機から手を離せば自動でブレーキをかけてホバリングを開始する。

広くて薬剤を注ぎやすい液状タンク形状に変更

従来は左右2カ所から薬剤を投入することが可能でしたが、1カ所に変更し投入口を大きくした。

調合した薬剤が注ぎやすくなり、作業効率を大幅に向上させた。また投入口にストレーナーを設置したことで、液剤タンクへのホコリ等の異物混入を防ぐことができる。

排気弁の変更

従来はポンプ上部に配置していた弁を、新型ではタンク投入口付近に固定している。そうすることで、排気弁の操作忘れを防止するようにしている。

機体カバーの変更

形状の変更と、剛性を向上させるために内部の補強線を2倍以上増加させている。またフレームとカバーの固定方法を見直すことで、機体全体の強度も向上している。

飛行中に発生する振動を低減しフライトコントローラーへの影響を抑制することで、安定した飛行につなげることができる。

すでに農薬散布ドローンを使っている方にはわかる!待望のポンプスイッチボタンを増設

散布後タンク内を掃除する際には送信機でポンプのON・OFFの操作が必要だったが、新型では機体裏面にあるボタンを押すとポンプが作動し、送信機で操作しなくてもノズルから吐出することができる。

この機能により、濡れた手で送信機を触る必要がなくなるのと、送信機を触る必要がなくなり、清掃が行いやすくなる。

使用後の清掃は手間がかかり省略しがちですが、タンクやホースに農薬が付着している状態だと、ノズル詰まりを引き起こす危険性がある。

収納時も簡単コンパクト

プロペラはワンタッチで取り外しが可能で、組み立て、収納時に手間がかからない。機体もコンパクトに折り畳めるので、倉庫内でも安全に保管できる。

◆問い合わせ
株式会社マゼックス
https://mazex.jp/tobisukemg

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