競争力のある農業経営をサポートする クラウド型営農システム

IT技術を活用した農業生産・作業情報の「見える化および共有化」が可能で、多様な生産物・農業形態ごとのきめ細やかな各種情報の蓄積と分析、過去の作業履歴の参照による次年度以降の営農計画の策定などが可能な営農クラウドシステム「しっかりファーム」を開発。農作業をサポートする
ためのシステムとして個々の農業者が抱える現場でしかわからない課題を解決する。

しっかりファームの特長・優位性

競合商品は、大手システムメーカで販売されている営農管理システムなどがありその営農システムは、JAなど管理団体・組織向けのものが多く、画一的なシステムのものとなっている。

しかし、実際には個々の農業生産者により作付けしている作物が異なっており、必要な情報の質や量などに違いがあり、大手メーカのシステムは農業現場の実態に即していないという声が多く聞かれる。個々の農業生産者の状況(形態、規模、作付作物の種類・規模など)に対応しカスタマイズできる考え方は未だ普及していない。


作業スケジュール

本商品は以下の点で、競合他社の類似商品に比べて優位性がある。

① カスタマイズ性(システム対応性と操作性)
多様な生産者が抱えている異なる生産上の課題に対応できるカスタマイズができる。大手システムメーカは、少数の事例から作り上げた画一的なシステムなので、農業の様々な局面において派生する課題に柔軟に対応できない(基本カスタマイズはしない)。弊社は現場を知っているシステムと評価され入力操作性は高いものとなっている。

② サポート性
導入したシステムは、農業の形態変化(耕地面積の拡大、新たな作物栽培、社員数の増減など)によって改修可能。生産者が何を考え、何に課題を抱え、それが ITでどう解決できるかという点において、システムを「農業者と一緒に作り上げていく」ことができる。システム運用後に発生するトラブルや課題などに迅速に対応することができる。

③ 価格面
しっかりファームは、3,000円/月/IDを設定。他社Aは7,000 円/月/ID、他社Bは100,000円/年となっている。初期導入費用は他社に比べ1/2の価格となっている。上記から価格面においてマイナス要素はないと考える。

④ JGAP 認証生産者について
JGAP申請、審査に対応した内容であり、システム導入前の事務作業を70%削減可能となっている。さらにはオプションのJ-GAP支援システムを使うと管理帳票がクラウド上で管理できペーパーレス化が図れる。このことにより社内教育にも活用でき社内のコンプライアンス向上に役立っている。

開発事例

現在新たにバージョン2を開発中(2016年9月に発表予定)。
■しっかりファームVer.1 概要
本システムの内容は以下のとおり。

① 作業スケジュール
カレンダー方式により、社長から従業員に指示を出すことが可能となり、従業員のスケジュールの記入も可能となっています。いつ・誰が・どこで・何をしているかを把握することができる。このことにより会社全体の方向が見えることになり、使命感をもった作業を行うことが可能となっている。

② 作業日誌入力
パソコンやスマホ、タブレットから入力できる仕組みとなっている。非常にシンプルな操作で入力できるが、農業改善に繋がる情報が盛り込まれている。上記の作業入力画面はパソコン版とスマ-トフォン版の両方を用意している。

作業日誌入力

③ 作業日誌表示
作業を行った情報を、年度、月、作物、作業、圃場などに検索して確認することができる。画面には写真があり日々の作業情報のほか、作物の生育状況の把握、防除情報の表示など営農ノウハウの蓄積に資する情報を見やすく表現している。また、年度、作物、圃場などの検索項目もある。

作業日誌表示

④ 過去比較
蓄積した作業情報の比較を行う機能である。3年前との比較などその時期にどのような作業を行ったかわかりやすく表示する。

⑤ 機械メンテナンス
日々稼働する機械(動力系、作業系)のメンテナンス履歴が把握できる。


機械メンテナンス

⑥ マスター管理
 初期設定に必要な圃場情報、担当者情報、作業名情報、作物名情報、機械情報、農薬情報、肥料情報などを管理している。また変更となった栽培作物、農薬、肥料など生産者が即時に更新するための機能となっている。

⑦ 圃場管理
圃場の耕地図描画、圃場ごとの圃場名、面積・辺長の管理や作付けする作物・品種との関連、過去の作付履歴を管理する内容となっている。

⑧ 農薬管理
使用する農薬の名前、倍率、使用日数、回数、荷姿などを管理する。また、防除記録として圃場ごとや作物ごとの散布情報が時系列に確認できる。

⑨ 肥料管理
使用する肥料の名前、成分、荷姿などを管理する。また、圃場ごとや作物ごとの散布情報が時系列に確認できる。

肥料管理

市場動向

市場調査会社シード・プランニングによると、「日本の農業は“強い農業・儲かる魅力ある農業”への転換が進められている。課題であった農業従事者の高齢化・担い手不足を、ITの活用で高効率・高収益の農業に転換しようとする動向が進められている」。

また、耕作面積が広くなり手作業での事務作業が限界にきていること、多様化する購買者および消費者に対する「安心・安全」の見える化が求められていることから農業者でのIT導入という流れは必然と考えられる。


農業 IT 化の市場規模

IT関連専門のニュースソースRBB TODAYによると、農業IT化の市場規模は、2020年に580~600億円と予測、2013年比約9倍の成長。なかでも、農業クラウドサービスが大きく進展。2013年比約28倍の伸びとなり、農業 IT 化市場の75%を占める。3ヵ年のシステム導入の顧客数は250件を見込んでいる。その市場規模は以下のとおりである。

•全道の農業法人 ※北海道農業法人の動向資料より
全法人3,045社中規模別に30ha以上の1,609件の営農データ管理に対して課題を抱えている大規模農業者、規模が大きい果樹や花卉農業者をターゲットにする。

•農協組合員の青年部
全道110ある各地農協の組合員青年部の篤農家をターゲットにする。

•大手食品製造会社およびコンビニ契約農家
セブンイレブン、ローソンなどの契約農家をターゲットにする。

• JGAP 認証取得者・有機農業 JAS 認定農家(重複あり)
全道JGAP認証者約60件、有機認定者約400弱をターゲットにする。

ユーザメリット

農業者のメリットとしては、システムの採用により「栽培作物ごとのコスト管理」「蓄積データを用いて適正な人員投下をする」「効率的な作業を行う」などができるようになる。

さらに、栽培工程の詳細な情報としてセンサ計測データを活用し、より細かな栽培工程情報を入手でき、農業生産と管理事務の効率化が図られ、効率化によって生じた余剰時間を活用し圃場を拡大することができるようになる。これらの先行者利益を享受し、他の農場よりも早く競争力を高めて売上拡大を図ることが可能となる。

さらには、昨今の食品偽装の問題や残留農薬などの問題を背景に消費者の「安心・安全」に対する関心は非常に高まっており、お客様に「安心・安全」な食品をお届けする、そして、食品を提供する企業としてトレーサビリティ情報をしっかりと管理・発信していくことで、お客様からの信頼を向上させ安定的なリピート購買を促し、売上の安定化を図ることができる。

今後のロードマップ

農業クラウドシステムしっかりファーム”を中心に置き、様々な機器と連携を図り、生産者が情報を基に未来を予測する農業をサポートするデータ活用の仕組みを作り上げる予定である。今後は下記連携を検討していく。

• 高精度の GPSと各種センサが搭載された農作業機械との情報連携。農作業の大半を占めるトラクタ作業を自動化する農業機械ロボットが登場すると予測される。このロボットの信号を受け取ることで圃場での入力作業が減少する。さらに正確にスピーディーに栽培履歴を管理することが可能となる。将来は様々な農業機械メーカと連携を図っていく予定である。

• 土壌分析データとドローン空撮による生育状況データを弊社システムへ連携。
• 圃場ごと単位の気象データを弊社システムへ連携。
• ドローン空撮による圃場変更データを弊社システムへ連携。

※スマート農業バイブル ―『見える化』で切り拓く経営&育成改革より転載

価格
初期費用
・小中規模で 70,000 円
・大規模で 100,000 円
・圃場、作付、作業、機械、農薬、肥料、等の基本情報を設定請負費用。およびクラウドシステム設定費用。

月額費用
・規模に関係なく¥3,000-/IDとなります。
オプション費用
・独自の機能追加の場合は個別にて対応します。

募集中!
強い農業を作る人たちを応援する仲間を募集中!(地域販売店募集)

◆相談先
株式会社冨貴堂ユーザック
TEL:0166-68-2626
http://www.shikkarifarm.jp/

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