笑農和、顧客層拡大に伴い管理画面「paditch cockpit」の新バージョン”mellow(メロウ)”ベータ版をリリース

今年度 農繁期スタートから1週間でこれまでの最短販売出荷実績を更新した スマホでかんたん水管理「パディッチ(paditch)」を販売する 株式会社笑農和は、需要を増す水管理システムの業界動向を鑑み、さらなるユーザー体験&サービスの向上実現のため、パディッチの管理画面「パディッチコックピット(paditch cockpit)」をリニューアルした新バージョン”mellow(メロウ)” のベータ版をリリースした。

リニューアルの背景

同社のパディッチを使うことで、水管理にかかる時間労力が80%削減できるという結果が証明された(農林水産省と2017年度から2019年度の3年間にわたる共同実証実験(静岡県)にて証明)。

それに加えて 昨今の異常気象や外来生物の影響で米の収量が不安定な米農家が増えている中、同社のパディッチにて水管理を自動化した圃場の米収量が最大で16.4%増加との調査結果がでた(2020年農研機構への委託調査を実施した結果)。

これらの効果が、公的に証明されたことにより、農業界における田んぼの水管理システム需要が益々高まっている。

その需要の高まりとともに、2021年5月から農業関連商品専門店「農家の店しんしん」(一部店舗)・6月から大手ホームセンターの一部店舗でのパディッチの販売を開始、あわせてパディッチの販売代理店に関する問い合わせも増えてきたことから、より多くのユーザーがパディッチの使用に満足して頂けるようパディッチの管理画面「paditch cockpit」のUIをリニューアルする運びとなった。

「paditch cockpit」は、パディッチをクラウド上で管理するシステムで、スマホ・PC・タブレット端末から操作できる。

水位・水温等のセンサーデータの表示、水門やバルブの開閉や排水の調整指示の他、水位・水温・タイマーによる自動制御の設定が可能である。

ユーザーには、大規模な圃場を管理する農業法人や少数の圃場を管理する個人の兼業農家など、40代から70代までの幅広い層がおり、より多くのユーザーに「スマホでかんたんに田んぼの水管理ができる」パディッチを愛用していただくためのUXを設計、ユーザーモデリングから、仮説を組み立てて詳細設計を行ってきた。

padich cockpit mellow(メロウ) 3つのポイント

1) 見つけやすい
昨シーズンからの解析データの情報を元に優先順位を再定義した上で、mellowでは、地図とリストの2つのビューを基本レイアウトとし、必要な情報が適切な箇所で表示されること、また情報によってはアイコンで表示することで視認性を向上。必要な情報を瞬時に確認できるようになった。

2) 簡単
mellowでは、詳細画面内にサブメニューを設置。メニューで選択できる機能を絞り込むこと、また画面遷移からの導線・ナビゲーションUIを強化することでユーザーが目的とするアクションへの誘導性を向上させた。

3) 安心
簡略化された遷移フローの中で、ユーザーは「本当にこれでうまくいったのだろうか?」という疑問や不安な気持ちを持つことがある。

mellowでは この疑問・不安な気持ちが生まれないよう、これまでの統計データを元に、不安を生み出すポイントを分析、対象のポイントで「今」「現在」の状況を伝える表示を強調することで、ユーザーの安心感を高める設計をおこなった。

今後の展開

今シーズンは、既存ユーザーの中から同社が指定したユーザーによってmellowがテスト使用されている。今後、このテストで集まった意見や定量データを元にさらなるブラッシュアップ・機能追加を行い、今年度の収穫シーズン終了後の秋〜冬にかけて正式版のリリースを予定している。

*2021年8月時点で全国で約620台導入されている。

問い合わせ
株式会社笑農和
https://enowa.jp

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