「食べチョク」秋元氏らが IT・ロボットを用いたスマート農業の先進事例を公開

スマート農業サミット2019開催!

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(以下こゆ財団という)は、新富町をスマート農業の集積地とする「新富アグリバレー」プロジェクトの一環として、2019年8月30日(金)にイベント「スマート農業サミット2019」を東京都内で開催する。

ゲストには、高品質な農産物を生産者からオンラインで取り寄せられるサービス「食べチョク」の秋元里奈氏、農業ロボットの研究開発に取り組んでいる東京大学大学院准教授の海津裕氏が登壇し、スマート農業の最新事例やこれからの農業に有益な情報が公開される。

こゆ財団は「新富アグリバレー」プロジェクトの拠点施設を2019年10月6日にオープンさせる予定である。SDGs「9.産業と技術革新の基盤をつくろう」にならい、スマート農業の知見を宮崎県新富町に集積し、世界の農業課題の解決やそのための人材育成・輩出に寄与する。

農業が「儲かる産業」であることを最新事例を通じて発信

「スマート農業サミット2019」のゲスト2名は、いずれもスマート農業の拡大と浸透にチャレンジしている先駆者である。

農家と顧客の双方にメリットを生むITサービス

「食べチョク」の秋元氏はITを活用し、同社の基準を満たしたオーガニック農家の野菜を最短で収穫したその日に届けるC2Cサービスを構築している。

これは従来型の流通モデルを変革しただけでなく、農家が理念を顧客に直接伝えられたり、顧客も食べチョクが行うコンシェルジュサービスを通じて野菜に関するリコメンドを得られるなど、農家と顧客の双方にメリットが生まれている。

こだわり食材のマーケットプレイス「食べチョク」や、飲食店向け仕入れサービス「食ベチョクPro」などを展開する株式会社ビビッドガーデンの秋元里奈氏。

農産物の高品質化に寄与する農業ロボット

東京大学大学院准教授の海津裕氏は、農業ロボットが農業人口の減少という課題の解決だけではなく、農産物の高品質化に役立つと考え、AIや画像処理を活用して自律移動できる「小さくて賢い農業機械」の研究開発を進めている。

機械化するにもコストがかかりすぎるため人間がやらざるを得ない、というニッチな作業を農業ロボットで代替する取り組みである。

当日はゲスト2名に加え、スマート農業の集積地を目指す宮崎県新富町の地域商社「こゆ財団」執行理事の岡本啓二氏、地域プロデューサーの齋藤潤一氏、アグリテック農家の猪俣太一氏が登壇。

現場に即したスマート農業の最新事例や今後の動向がわかるだけではなく、AI・IoTを駆使することによって農業には多くのビジネスチャンスが生まれることが理解できる、またとない機会となっている。

開催概要

日程 2019年8月30日(金)
時間 19:30〜21:30
会場 C-Lounge(千代田区内神田1丁目15−10 the C 地下1階)
料金 1,000円(試食・1ドリンク・交流会付き)

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