農業の生産性管理システム「AGRIOS」多言語化対応を開始

株式会社ファームオーエス(以下、ファームオーエス)から、農業の生産者が開発した生産性管理システム「AGRIOS(アグリオーエス)」が多言語化対応を開始し、まずはベトナム語対応をスタートした。また、それに伴い、更に利用しやすい新料金体系になった。

多言語化対応の背景

政府が発表した外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法改正案が可決され、新制度が施行された。今年4月1日から5年間で、34.5万人の外国人労働者が人材不足が深刻化している14業種に対して労働支援のため日本を訪れる。農業においては7万人の不足見込みに対して、3,600人~7,300人の外国人労働者の受け入れ予測となっている。日本人が就労したがらない業種に外国人の労働力を雇入れる一方で、外国人労働者へ提供する労働環境、条件への配慮が不足している事が問題視されてきた。

ファームオーエスのサービスである、農業の生産性管理システム「AGRIOS」は、日本の農業が利益の出る、若者にも魅力のある業種になるよう支援すると共に、重要な労働力となる外国人の皆様にも、働きやすい環境が提供できるようになるサービスを目指している。まず第一弾として、最近日本の農業への就労人口が増えていると言われるベトナム人と、雇用している農家への支援のために、AGRIOSのベトナム語表示に対応した。


作業一覧スマホ


作業一覧PC

「作業内容の明確化」、「作業量指標の明確化」、「評価指標の明確化」をすることで、働きやすい環境や働き甲斐、技術力向上のスピード化、そして評価制度により賃金へ反映させることで、他業種に負けないより良い労働環境が農業においても提供できるようにしていく。また、常に課題となっている「言葉の壁」によるコミュニケーション不足からの離職が減少するように、サービスをブラッシュアップしていく。

AGRIOS(アグリオーエス)とは

農業の生産性と労務生産性を管理し、畑でのKPIをかるがる確認できるクラウド型生産性管理システム。AGRIOSは、トマトの生産者でもある株式会社井出トマト農園代表の井出寿利氏が、「生産量や雇用の管理技術向上」のために5年掛けてエンジニアと作ってきたソフトウェアである。生産者がソフトウェア事業?と思われるかもしれないが、開発のきっかけは、自らが十数年農業を営む過程で、人が増えるとなぜ効率が下がるのか、どうすれば効率を上げられるのか、と悩んだことに始まる。農業の雇用管理や、各種データ管理に直結したサービスがなかなか見つからず、それならば最も適したサービスを作ろうと思い、生まれたサービスである。農業のハードウェアとソフトウェア(人)をつなぐ「OSとなるサービス」を目指し、農家発の農業に特化したクラウド型生産性管理システムを開発し、AGRIOSと名付けた。

バージョンアップ機能

ダイレクト入力機能
・目的
➀過去の収穫実績を一括入力
➁管理者のみが入力し数値管理するケースを想定し、雇用者への作業入力を求めない収穫実績入力方法を用意しました。

・効果
➀過去の貴重なデータをクラウド上に蓄積が可能になりました。
➁収穫実績を㎡あたりの生産性を簡単に分析・集計することが可能となりました。
➂作型に紐づけたリアルタイム分析が可能になりました。
➃今後、開発予定の人員計画機能ための基本データの蓄積。

新料金体系
少人数で経営する農家でもAGRIOSを利用しやすくするために、料金を改定。料金の改定による利用機能制限なしで、フルスペックで利用できる。

1アカウント 月額3,980円
追加1アカウントにつき+月額1,000円

(旧:20アカウント以下 月額25,000円
   21アカウント以上は1アカウントにつき+月額1,000円)

■問い合わせ先
株式会社ファームオーエス
URL:https://farmos.jp
AGRIOSサービスページ:https://farmos.jp/agrios/

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