バイエル クロップサイエンス株式会社は、AIで水田の雑草を診断するスマートフォン向けアプリ「MagicScout(マジックスカウト)」を3月1日より正式にリリースした。対応OSは、iOSとAndroidで、App Store(iOS)およびGoogle Play(Android)から無料でダウンロードができる。
「MagicScout(マジックスカウト)」はバイエルのデジタルファーミングのひとつで、AI技術により水田雑草の60%程度に相当する27種類の診断が可能である。
雑草の写真を撮影して診断結果を確認し、その雑草の特徴などを詳細情報ページで確認することができる。診断結果は撮影場所の位置情報とともに地図に記録され、水稲除草剤を選択する際の意思決定に活用することができる。
日本全国の水稲の雑草をカバーしており、事前にアプリのカメラ設定でAIモデルをダウンロードしておけば、インターネットへの接続がない環境下でも診断が可能で通信環境に関わらず利用できる。今後、水稲の雑草だけでなく、病害虫やさまざまな作物にも拡大していく予定である。
「MagicScout(マジックスカウト)」はドイツ・バイエル社が開発提供し、2021年にドイツで初めてリリースした。ドイツに次いで世界で2番目に展開する日本では、バイエル クロップサイエンスがサービスを提供する。診断の正確性や活用方法は今後、蓄積されるさまざまなデータや知見などをもとにさらに向上していく。
バイエル クロップサイエンスは現在、新しいテクノロジーを活用したデジタル農業を推進しており、「MagicScout(マジックスカウト)」はこれをさらに加速させるカギとなるツールである。
バイエル クロップサイエンスは、今後も持続可能な農業の実現に貢献できるさまざまなソリューションを提供していく。
アプリケーション概要
◇アプリケーション名:マジックスカウト
◇対応OS:iOS版iOS11.3以降、Android 版Android5.0以降
◇価格:無料
◆問い合わせ
バイエル クロップサイエンス株式会社
https://cropscience.bayer.jp/ja/home/
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