2020年9月1日、ファームサイド株式会社の代表取締役 佐川友彦氏の著書、『東大卒、農家の右腕になる。 小さな経営改善ノウハウ100』がダイヤモンド社より発売された。
本書は阿部梨園という個人経営の小さな農園で実際に行われた経営改善プロジェクトをベースにした、誰でも今日から取り組める経営改善ドリルである。
実務ノウハウと並列して実話の経営改善ストーリーが事細かに著述されており、現場改革を進める上で必要なエッセンスが全て盛り込まれている。また、農業経営者のみならず、旧態依然の課題を抱える全産業の中小事業者にとって有益な内容である。
本書の特徴は以下のとおり。
実話をベースにしたストーリーと実務ノウハウ紹介の2部構成
個人経営の梨農園で実践された経営改善ストーリーを時系列で紹介しつつ、そこで得られた実務ノウハウを100件厳選して解説した2部構成となっている。
これにより読者は経営改善事例をリアルに追体験しつつ、経営改善の理論や実務テクニックを相互参照しながら学べる、変則的な複層構成となっている。
単なる一般化された方法論ではなく、ノンフィクションとして実例を参照点とすることにより具体性や実用性が高まり、読者にとってもシンクロしやすい内容である。
経営改善事例オンラインメディア「阿部梨園の知恵袋」の内容を凝縮して紹介
阿部梨園での経営改善事例をまとめたオンラインメディア「阿部梨園の知恵袋」に掲載されている300件の記事を圧縮し、100件のノウハウを紹介している。
これは従来型家族経営の農業者がなかなか向き合えなかった現場の小さな経営課題を要素還元しながら一つずつ自己解決するための方策として、全国の農業者から高い評価を得ている。
紙面では紹介できなかった項目をウェブで参照するなど、オンライン連動型のコンテンツであるとも言える。
なお、当該サイトは2017年に実施したクラウドファンディングによって、330名から約450万円の支援を受けて誕生した。
同業者の経営課題を解決するために自らのノウハウを権利放棄して公開した草の根運動は共感を呼び、農家の経営改善推進に多くの賛同者が合流した。
「農家の経営改善は必要不可欠であり、可能である」という一つのオピニオンを確立し、変革に挑むコミュニティを形成している。
阿部梨園の知恵袋 | 農家の小さい改善実例300 by 阿部梨園
https://tips.abe-nashien.com/
「農家の右腕」という仕事を通した、脱線しつつも変革と自己実現を両立する生き方
筆者は東京大学を卒業後、外資系メーカーの研究開発職に従事した後、紆余曲折を経て学生時代に学んだ農業の現場に足を踏み入れた。
現場で大きな改善可能性を感じながらも、小規模農家におけるフルタイムの非生産人員はほとんど前例がなかったため、悪戦苦闘しながら道を切り拓いて「農家の右腕」業を確立した。
そのような過程から「変わりたいけど、変われない」「やりたいことがあるけど、一歩踏み出せない」といった、自己実現や社会貢献を求めながらも二の足を踏んでいる読者のための、ヒントや励ましが多数盛り込まれている。
「はじめに」全文や、出版の経緯に関する記事をインターネットで公開中!
■農家の「経営を改善する」ということ。 | 東大卒、農家の右腕になる。 | ダイヤモンド・オンライン
https://diamond.jp/articles/-/247302
■出版の経緯を紹介した記事:「阿部梨園の知恵袋」本、出版のお知らせ|note
https://note.com/sagawat/n/nc41c5f933c9d
書籍情報
『東大卒、農家の右腕になる。 小さな経営改善ノウハウ100』
著者:佐川友彦
出版:ダイヤモンド社
定価:本体1,800円+税
発行年月:2020年09月
頁数:400
ISBN:9784478108116
お問い合わせ
ファームサイド株式会社(担当: 佐川 友彦)
TEL/FAX: 080-4189-6543
E-mail: mail@farmside.co.jp
著者個人Twitter:https://twitter.com/neo16tea
https://farmside.co.jp
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