令和元年度食料・農業・農村白書が閣議決定された。
新たな食料・農業・農村基本計画、女性農業者の活躍、SDGsへの取組、日米貿易協定など国民の関心が高い事項を掲載し、農業関係者以外にも広く我が国の食料・農業・農村について理解してもらうことを目指している。
令和元年度 食料・農業・農村白書の概要
食料・農業・農村白書は、食料・農業・農村基本法に基づき、政府が毎年、国会に報告しているものである。
今回の白書では、冒頭に特集を2テーマ設け、「新たな食料・農業・農村基本計画」、「輝きを増す女性農業者」について記述している。
新たな基本計画は令和2年3月に策定され、今後の農政の中長期ビジョンとなるものである。
また、令和元年は男女共同参画社会基本法の施行から20年の節目の年であったことから、「女性農業者」を食料・農業・農村白書で初めて特集として取り上げた。
「令和元年度食料・農業・農村白書」本文および概要は、以下のURLでご覧いただける。
https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/r1/index.html
内容のポイント
令和元年度 食料・農業・農村の動向
特集1:新たな食料・農業・農村基本計画
新たな基本計画のポイントや設定された目標(食料国産率、輸出等)等について記述
特集2:輝きを増す女性農業者
男女共同参画社会基本法施行から20年を迎えるにあたり、農業分野における女性の参画の現状と課題、今後の取組の方向性を記述
Topics 1
SDGs(持続可能な開発目標)の優先課題に対する農業・食品産業分野における主な取組等を記述
Topics 2
令和2年1月に発効した日米貿易協定の合意内容と講じた対策等について記述
第1章 食料の安定供給の確保
食料自給率、輸出促進、食の安全、動植物の防疫(CSF等)、食品産業の動向等について記述
第2章 強い農業の創造
農業産出額の動向、農業の構造改革の推進(農地、担い手等)、農業生産基盤の整備、スマート農業の推進等について記述
第3章 地域資源を活かした農村の振興・活性化
中山間地域の農業の振興(棚田等)、農泊、鳥獣被害とジビエ、農福連携の取組等について記述
第4章 災害からの復旧・復興と防災・減災、国土強靱化等
令和元年度災害の状況と対応、東日本大震災・熊本地震からの復旧・復興、新型コロナウイルスへの対応等について記述
令和2年度 食料・農業・農村施策
令和2年度予算等を基に施策の概要を整理
◆問い合わせ
大臣官房広報評価課情報分析室
TEL:03-3501-3883
コメントを残す