ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下SBT)およびリデン株式会社は、農業資材の比較が簡単に行えるマッチングサービスAGMIRUをリニューアルし、データ活用により確実性の高い農業経営を実現する農業プラットフォームとして8月末日より新しいAGMIRU(β版)として提供を開始する。
またAGMIRUを軸に、ボッシュ株式会社、株式会社スカイマティクス、株式会社WorldLink&Company(SkyLink Japan)、株式会社石川エナジーリサーチ、一般社団法人日本ドローンPROパイロット協会、有限会社レイブプロジェクトと農業者の利便性向上と経営改善のための各社サービス連携および今後の機能拡大にむけた取り組みの開始に合意した。
これによりAGMIRUに賛同いただいている企業はこれまでの協業企業であるfreee株式会社、株式会社マイファーム、株式会社アクセルスペース、株式会社ポケットマルシェを含め現在10社(SBT、リデンを除く)となる。
AGMIRU開発の背景
農業人口は今後、担い手の高齢化により大幅な減少が予想され、労働力不足やノウハウの継承といった課題が深刻化している。
農林水産省ではこうした課題を解決すべく、農業分野でのデジタルトランスフォーメーションを推進しており、2025年までに農業の担い手全員がデータ活用の実践ができることを目標に、ロボットやICTなどのデジタル技術を用いて超省力や高品質生産を実現するスマート農業の実現を目指している。
またデータ活用において、様々な農業データを連携するためのプラットフォーム「農業データ連携基盤(WAGRI)」を構築し2019年4月より本格的に稼働している。
AGMIRUは農林水産省まるみえアグリのプロジェクトの一環で、農業資材の比較が簡単に行えるマッチングサービスとして2017年6月よりスタートしたが、このような農業における課題を解決するためには、2019年2月の発表(※1)のとおり、オープンイノベーションで農業データおよび農業サービスの連携が不可欠と考え、これまで各社協業を進めていった。
そしてこのたび、データ活用で確実性の高い農業経営を実現する農業プラットフォームとして新しいAGMIRUの提供を開始。また今後も協業いただく企業を募り、AGMIRUを通じて日本における農業者の利便性向上を目指していく。
AGUMIRU(β版)提供に先駆けて、キャンペーンサイトを開設⇒https://new.agmiru.com/
※1:『SBTおよびリデンと、freee、アクセルスペース、マイファーム、 ポケットマルシェ、農業データ活用による農業改革に向けた協業に合意』
https://www.softbanktech.co.jp/news/release/press/2019/003/
AGUMIRUサービス概要
新しいAGMIRUでは従来より農業者および農業資材販売業者向けに提供してきた農業資材の比較・購入サービスに加え、各種情報発信のほか、画像診断・生産管理・作物販売・会計・金融等をAGMIRU上で一元管理できるサービスを提供する。さらに、農業データ連携基盤(WAGRI)の利用も進めていく。
農業者は資材の購入から生産管理、作物販売、会計まで一連の経営に関する業務を簡単操作で行うことができ、農業資材を扱う販売業者は、より良い商品を求める農業者の皆様に効率的に様々な販売方法で提供できる。
また作物の購入も可能となっており、WEBやアプリケーションで手軽に作物の購入やサンプルを取り寄せることも可能である。
今回リニューアルの第一弾として、天気・市況・ニュース等の一部情報発信と、資材購入サービスの提供を開始。
資材購入は、通常購入のほか、従来地域単位だった共同購入を全国単位に拡大して実現させる共同購入や農業者の希望条件にあった資材とアフターケアや保証内容を含む提案を受けることが可能な相談購入を提供する。
画像解析、生産管理、会計等の各種サービスについては順次提供を開始していく予定である。
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