電源のないサトウキビ畑で雨量を可視化し、最適な収穫タイミングの予測が可能に

株式会社システムフォレストは、石垣島製糖株式会社が今まで手作業で観測していたサトウキビ畑の雨量のデータ収集にIoTを導入し、運用を開始した。

本事業は、今まで手作業で測定していた、サトウキビ畑の雨量をIoTの技術を活用し「自動で収集・可視化」することにより、サトウキビの最適な収穫のタイミングを予測することで、収穫機の計画的な稼働や、工場現場作業の効率化を可能とするものである。

また、本事業では株式会社ソラコムが提供する「SORACOM Air for Sigfox」と、オプテックス株式会社が提供する「IoT無線ユニット ドライコンタクトコンバータ」を利用したことで、電源のない広大なサトウキビ畑での「雨量データの収集・可視化」を実現した。

運用の概要

サトウキビ畑に設置されている雨量桝にIoT無線ユニットを設置し、「SORACOM Air for Sigfox」経由で「雨量」を連続的に自動取得し、データを収集・可視化することで、サトウキビの最適な収穫のタイミングを予測する。

具体的には以下の3つから構成される。
1.雨量の自動収集
サトウキビ畑に設置している雨量桝にIoTセンサを設置し、「SORACOM Air for Sigfox」経由で雨量データを連続的に取得し、クラウド環境に蓄積

2.データの可視化・分析
蓄積された雨量データの現在値や、簡易な集計結果を可視化、パソコンやスマートフォンで閲覧が可能

3.データの活用
可視化されたデータを活用することで、サトウキビの最適な収穫タイミングの予測が可能となり、収穫機の計画的な稼働や、工場現場作業の効率化を実現

システム概要図

今後の展開

 石垣島のサトウキビ畑3圃場に導入しておりますが、今後はさらなる収穫の効率化に向け、石垣島全島のサトウキビ畑をカバーする事を目標にサポートを行ってまいります。
システムフォレストは、今後もIoT/AIをはじめとする先進IT技術を活用した取り組みを通じて、農業、漁業、畜産分野においても、様々な団体・企業との連携を図りながら、現状の課題の改善に向けて貢献してまいります。

■問い合わせ
株式会社システムフォレスト
TEL:050-1748-7030(096-377-5101)
https://pages.systemforest.com/contact_iot.html

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